2021年7月号
こんにちは、院長の佐々木正和です。
本来ならば、1年延期にはなりましたが、7月は待ちに待ったオリンピック・パラリンピックの開催で、ワクワクドキドキの月になるかと思っておりましたが・・・。ここまで世界中が新型コロナウイルス感染症に翻弄されるとは、思ってもみませんでした。愛媛県でも、第4波が起こり一時は県独自の感染対策期や、まん延防止等重点措置も発出されていましたが、それも何とか今では落ち着いています。ワクチン接種も少しずつですが行われて来ており、少しでも安定した世の中になっていければいいなぁと切に願っております。
今までも書かせて頂きましたが、新型コロナウイルス感染症やその他の感染症の予防には、お口の中を清潔にし、歯周病予防をしっかりと行うこと、これの重要性が益々認識されてきております。
別の話題になりますが、今までは、特に人が歯を失う最大の原因である歯周病は、糖尿病との関係や、誤嚥性肺炎、心内膜炎の可能性、妊婦さんでは、早産や低体重児出産との関係も強く言われておりました。しかも、今回最近の研究では、歯周病菌の最も強い悪玉菌の1つの、Pg菌が持つ「ジンジパイン」というタンパク質分解酵素が、アルツハイマー病(認知症)の悪化に非常に関係があることも示されつつあるということです。これが解明されれば、認知症の治療に関しても、新しい道が広がるかもしれませんね。
お口は食べ物の入口でもあり、また、病の入口でもあります。全身の健康を保つためにもしっかりとお口のコントロールをしていきましょう。何かお口のことで気になることがございましたら、何なりとご相談ください。従業員一同お待ちしております。