歯のはなし 2020年4月号

こんにちは、院長の佐々木です。
例年、4月に入り、新しい環境に順応し、スタートダッシュを行う季節です。
そのためには、お口の中をしっかりと、清潔にして抵抗力を上げていきましょうという文言を書いたり致しますが・・・今年は、3月11日にWHOが「新型コロナウイルスの感染拡大は、パンデミックと言える」と宣言をいたしまして、全世界が大混乱致しております。少しでも早く、このコロナウイルス感染の拡大が終わり、治療薬やワクチンが開発されることを切に願っております。ただ、いろいろ言われておりますが、しっかりと対策を行い、コロナウイルスに負けないようにこれからも皆さんと一緒に頑張っていこうと思っております。

政府のお役立ち情報(ご参考までに)

新型コロナウイルスに感染しないようにするために
手洗い・普段の健康管理・適度な湿度を保つ

■他の人にうつさないために
咳エチケット


インフルエンザを予防するには、歯ブラシをしっかり行い、歯周病菌を除去することも非常に重要であると、新しい発表がなされています。インフルエンザウイルスが粘膜に付着しただけではインフルエンザは発症せず、細胞の中に入り込むことにより発症します。入り込むには、ウイルス表面の2つの酵素が作用します。その2つの酵素を元気にするのが、歯周病が持つタンパク分解酵素です。そのためインフルエンザ単独での細胞への感染よりも、歯周病菌が加わった場合の方が感染が拡大します。そして、歯垢にすみ付く歯周病菌は、抗生物質などの薬などでも撃退することができません。歯周病菌は、歯垢ごと歯磨きで除去するしかありません。インフルエンザを予防するためにも、又、誤嚥性肺炎を予防するためにも、歯周病菌を除去して、常日頃お口の中を清潔にしましょう。気になることがありましたら、お気軽にスタッフにお声かけください。

 

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