歯のはなし 2020年2月号

こんにちは、歯科医師の八木です。
今年は寒さも例年ほど厳しくないのですが、寒かったり暖かかったりと体調管理が難しいようです。皆さま体調はいかがでしょうか?
インフルエンザも流行期に入り、例年に比べそれが長いようです。
2月は、節分やバレンタインなどイベントがたくさんあり、美味しいものを食べる機会がたくさんあるかと思います。食事をすると、歯の表面が溶け始める「脱灰」が生じます。
唾液の働きなどにより徐々に歯の表面は再生する「再石灰化」をするのですが、食事の回数が増えたり、ダラダラと時間をかけて飲んだり食べたりしていると、「脱灰」している時間が長くなり、どんどん歯が溶けていってしまいます。これがむし歯の原因と言われています。
美味しく食べるためにも、何かお口の事で不安がございましたらお気軽にスタッフにご相談下さい。スタッフ一同お待ちしております。


「いつ歯ブラシをしたら良いの?前にマスコミ等で食後すぐ歯ブラシをしたら歯が削れると言っていたけど、、、」とお問い合わせをいただきました。マスコミ等で報道されたのは、酸蝕症についてのことで、特殊な酸を使う職場の方や、酸性飲料を飲み続ける方に関しての話です。普通に食事をされている方は、唾液により酸はすぐさま中和されますのですぐにブラッシングをしていただいても問題なくむしろ早めに歯磨きをして、むし歯菌をたくさん含んでいる歯垢(プラーク)や、お口の中に残っている糖質(砂糖等)を取り除くことがむし歯予防に関してより重要です。食事の後の早めの歯磨きを皆さん心がけてくださいね。

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